2JAGATの事業概要

2.1設立の経緯・沿革及び会社の名称

設立は平成8年11月、出版事業を行うために設立されました。当初は株式会社EDS出版社という名称で「財団法人全日本情報学習振興協会」の参考書の発行を主に行っていました。

平成14年以降、子供向けの新聞の発行を行っていましたが、平成15年12月1日に業務に合わせ、「株式会社情報学習新聞社」と社名変更を行い、「子供パソコン新聞」の発行と各種情報関連書籍の発行を行ってきました。

その後、平成17年4月より、財団法人全日本情報学習振興協会の試験の一部で、情報保護に関する検定試験「情報セキュリティ検定試験」「個人情報保護士認定試験」及び「個人情報保護法検定」の企画運営と合格者の管理業務を受注、平成18年1月より「企業情報管理士」「基礎英語検定」を受注して事業の柱としてきました。

平成18年11月、独自の検定試験の企画及び運営専門会社とするためJAGAT株式会社に社名変更し、平成19年6月より「漫検」漫画能力検定、平成20年3月より「顔検」似顔絵検定、平成20年8月より「声検」声優能力認定試験を受託運営しています。また、21年より「面験模試」、「ビジコミ検定」の運営業務を受託予定です。

JAGAT株式会社の英文名とその意味は下記のとおりです。

英文名Japan Association of General Academic Testing
Japan日本
Association of協会/組織
General一般的
Academic学問の
Testing試験/検定

2.2提供サービス

JAGAT株式会社は様々な検定試験を実施していきます。長年、全日本情報学習振興協会の検定試験の運営と講習会の実施を通して培ったノウハウで新規に独自の検定試験を立ち上げます。各協会主催の検定試験はそれぞれの協会が属する特有の業界の試験を実施していますが、JAGATは株式会社であり、一つの分野に拘束されないため、時代が求める話題性のある独自の検定試験を創造していくことができます。

JAGAT職員の検定試験実施ノウハウで、新規に開発する検定試験も今までの経験をもとにスムーズに実施することができます。

ところで、それぞれの検定試験は従来どおりの会場を設けて実施いたしてまいりますが、同時に「漫検」漫画能力検定試験「顔検」似顔絵検定試験、「声検」声優能力認定試験、「基礎英検」基礎英語検定、「面験模試」面接模擬試験、「ビジコミ検定」等につきましてはインターネットまたは電話回線による検定試験も実施して参りたいと考えています。

従来、検定試験の実施方法につきましては、厳格な本人認証を必要とするためインターネットや電話による遠隔検定には大きな制約がありました。しかしながら、実技検定については、本人の「学習の到達度の確認」あるいは本人の「努力の証」を認定する資格と捉えれば、必ずしも厳格な本人認証は必要ないとも考えられ、「学習の到達度の確認」が他の検定試験は電話やネットでも実施することが可能と考えられます。

検定試験好みの日本にあって、さまざまな検定試験を開発することで、株式会社JAGATは検定試験運営をする新しい事業形態の個性ある企業として、大きく成長発展させることができ、同時に高収益企業に育ててゆくことができます。

なお、現在実施している検定試験の「慢検」「基礎英検」「顔検」「声検」「面験模試」「ビジネス会話検定」に加え「社検」「歌検」「演検」を検討しております。

現在提供するサービスごとの事業方針、事業内容は以下のとおりです。

2.3「情報協」情報保護関連4検定試験

情報セキュリティ検定  個人情報保護士認定試験  個人情報保護法検定  企業情報保護士認定試験

[事業方針]

パソコンの普及によって個人情報を含めたさまざまな情報が電子媒体化され、膨大な情報が一瞬のうちに不正にコピーされたり、不正に持ち出しされたりし、またインターネットの急速な発展により、ハッキングやスパイウェアやコンピュータウイルスといった、数え上げればきりのない情報漏えいリスクが生まれてきました。

このような中で、個人情報保護法の施行は、自分の情報は自分でコントロールできるという権利が認められ、個人情報取り扱い事業者は正しいルールに基づいて個人情報を取り扱わなければならず、個人情報の漏洩がもたらすリスクは、企業イメージの低下や信用の失墜 という無形のものにとどまらず、法的な罰則をも受けることとなりました。

情報を扱う多くの方々に、その責任において様々な個人情報の取り扱い義務を果たしてもらうために、また情報漏えいに対するリスクと対策をより深く知ってもらうために、情報保護に関する4つの検定を実施しています。

[事業内容]

情報保護関連検定として前記の4つの検定試験を実施いたしておりますが、これらの4つの検定が、社会の常識としての地位を確立できるよう積極的に推進していきたいと思います。

しながら、これらの検定試験は現時点において、普及活動の不足によって本来の潜在的な需要を引き出していないと思われます。本試験の普及、すなわち認知度を高めて多くの方々に認められる資格として伸ばすことが、我国の情報化社会建設に大きく貢献するものと確信しています。

そのためには、広報・宣伝活動を強化して営業推進を計っていかなければなりません。営業活動は「価値の創造」の活動です。営業活動を強化して資格という「商品の価値」を生み出し、私達の社会貢献度を高めていきたいと考えていいます。

営業活動として、現在、企業訪問、学校訪問、DM送付を主に行っていますが、さらに効果的な営業方法を検討していきたいと思います。

今年度は営業担当者を増員して企業及び団体への普及活動を強化していきたいと考えています。

2.4「漫検」漫画能力検定試験

[事業方針]

当検定試験はそれぞれの検定試験や級で指定された支持やストーリーやテーマのもとで漫画を描いていただきます。漫画愛好者は小学生から中・高校生、一般社会人に及び、全国に膨大な数の受験希望者がいます。また、再受験率も高く、受験者は累計されることで、受験生数は将来、かなりの数が見込まれます。つまり、一度受験された方は上位級へ昇級していくと考えられます。このようなシステムの場合、受験者は回を重ねるごとに累計されていきますので、普及後の受験生数は年間30万人以上を見込んでいます。具体的な問題作成方針、問題内容、採点方法、合格基準、採点の監修等につきましては、NPO法人の日本漫画能力検定協会より漫画の専門家を招いて行っています

[事業内容]

この漫画能力検定試験のうち「漫画キャラクター検定試験ネット版」につきましては、来年度以降、インターネットを利用して検定試験を実施します。インターネットにより試験問題を配信して、試験終了後にメールでデータ送信していただきます。

なお、漫画ストーリー検定、漫画キャラクター検定、漫画技法検定、漫画家アシスタント検定につきましては、従来どおり会場における紙ベースによる試験の実施を行ってまいります。

従来の検定試験は、認定会場または公開会場に限定した実施が原則でした。したがって、全国に普及するために試験会場を全国に確保することが絶対条件で、これが大きな障害となっていました。

一方、インターネットを利用した検定試験は受験生の受け入れ態勢が容易で、全国的な立ち上げまでの期間は短く、試験が軌道に乗る迄の時間も従来の検定試験に比べると飛躍的に早いと考えています。

2.5「顔検」似顔絵検定試験

[事業方針]

似顔絵は世界中で大衆文化として定着しており、似顔絵に関心を持つ人は、児童から高齢者に至るまでの幅広い層に及びます。しかしながら似顔絵制作能力に関する技能を客観的に評価する試験や検定は存在しませんでした。似顔絵検定を実施することで、似顔絵文化の普及を推進し、もって我が国における文化の振興に寄与することができると考えています。具体的な問題作成方針、問題内容、採点方法、合格基準、採点の監修等につきましては、NPO法人の日本似顔絵検定協会より似顔絵の専門家を招いて行っています

[事業内容]

「似顔絵検定」は似顔絵愛好者に楽しい似顔絵学習の一里塚、目標となることを目的に創設いたしております。したがって、試験は、それぞれの級で指定された条件やテーマの下で老若男女や芸能人、政治家、歴史上の人物等の写真をみて特徴を捉えて楽しい似顔絵を描いてもらいます。採点基準は写実的な要素より特徴を捉えたデフォルメの評価を上位に考えて、目、鼻、口、眉、耳の形状、顔の輪郭、目鼻口のそれぞれのポジション、全体のデフォルメの面白さ等により客観的に採点されます。現在、入門段階の4級から、プロ水準の1級までの6段階の評価をいたしておりますが、来年度より1級、準1級の合格者を対象に指導研修を行い、さらに上位の「似顔絵インストラクター認定」を行う予定となっております。似顔絵の指導者の育成を図り、学習環境を充実させ、似顔絵文化の振興に寄与していきます。

2.6「基礎英検」基礎英語検定試験

[事業方針]

現代社会は交通手段の飛躍的発展と、IT革命により、国境を越える情報伝達と飛躍的な伝達スピードにより急速なグローバル化が進行しています。特に経済活動においては、国境が失われていくのではないかといった感さえあります。

このようなグローバル化の中で日本人の英会話能力が絶対的に不足しているといわれており、英会話学習の重要性については論を待ちません。

21世紀の子供たちの将来を考えるとき、英語は欠かすことのできないコミュニケーションの道具です。特に「聞く・話す」は、音感に優れ、言葉をどんどん吸収する子供時代から英語に慣れることで、より自然に身につけていくことができます。 好奇心旺盛な時期に楽しく英語を学び始めることが大切なのです。

JAGATは、まず児童生徒の英会話の能力向上をめざして、「基礎英検」基礎英語検定試験を実施いたします。児童生徒が受験により向上心の発揚と、検定の級を取得することにより、さらなる学習に繋がって行くよう取り組んでいきます。

[事業内容]

「基礎英検」基礎英語検定試験の実施をとおして児童生徒の向上心を高めるためには、それには子供たち自身に今、外国人の話す英語が「わかった」という喜び、もっとやれば、もっとできる、だからもっとやりたい、という動機を持たせることです。それが英語力を高める力ともなります。その場合、目標をわかりやすく実践的で、しかもクリアすることによって自信がつくシステムでなければなりません。

「子供のための「基礎英検」基礎英語検定試験は、映像を駆使した新しい方式の検定です。鮮明な映像と音声でさまざまな場面を提供し、子供たちが状況に応じた、適切な英語表現ができるかどうかを確かめることができます。ペーパーテストやテープ音声だけではわかりにくい、「状況に応じた適切なコミュニケーション能力」を的確に知ることができます。

この検定は10段階に分かれた級をひとつひとつ上がっていく方式で、バランスのよい英語力が身に付いているかどうかを知ることができます。子供たちはひとつの級をクリアするたびに英語に対して自信を持ち、もっともっと英語が好きになることでしょう。楽しく学ぶことで子供たちをすくすく成長させる「基礎英検」基礎英語検定試験をおすすめしていきます。

児童生徒の英語に関わる検定試験はいくつかの協会で実施していますが、現時点においては、必ずしも絶対的に信頼される検定試験は存在しません。また、多くの試験の実施内容につきましては、テープレコーダー等により音声を聞いて答える試験が主流となっています。しかるに会話の理解は音声のみではなく、話す人の表情や、周りの情景と合わせて理解することが本来は必要です。

「基礎英検」基礎英語検定試験は外国人の対話や動作を見てその内容について答える方式の、映像による検定試験になっています。検定内容、検定実施方式としては非常に優れており普及活動を堅実に行えば、受験生は飛躍的に増加すると思われます。

なお、来年度より、本英語基礎検定を電話自動受験システムによりを実施する予定をしています。

2.7「声検」声優能力認定試験

[事業方針]

声優という職業はアニメーションのアフレコをはじめ、外国映画の吹き替え、ゲームの声やラジオのDGなど、現在では多くの人の注目を集める人気職業になっています。しかしながら、声優を養成する環境においては、声優の能力を客観的に評価する基準がないのが現状でした。「声優能力認定試験」の実施によって、声優の技術習得の目標となり、向学心を高める指標にしたいと考えています。技能習得の証としての認定試験の合格は、誇りと自信を生み、さらなる学習意欲の高揚に結びついて、声優の育成や業界における人材の層を厚くすると考えます。

また、声優能力認定試験の問題は、級により異なりますが、滑舌、小説等の朗読、ナレーション、ドラマを演じますので、正しく読むこと、言葉を大切にすることを学び、昨今、学力低下が懸念されている、国語力を飛躍的に伸ばすことにも繋がるものと考えております。

[事業内容]

演劇部や放送部に所属して演技や声の仕事に興味をもっている小学生・中学生・高校生や、声優関係の養成所に在籍している声優や俳優の希望者は膨大な数に及びます。

本検定は、電話自動受験システムにより試験を実施します。まず、ホームページから申込みをしますと、問題が郵送かメールで送信します。受験生は、送付されてきた問題で、十分な準備と練習を行ってから受験することができます。受験は送付された日の翌日より、7日以内に全国一律料金のナビダイヤルで当社の指定した番号(0570‐000351番)に電話して、コンピュータよる電話自動受験システムで受験します。電話は携帯電話、固定式電話の何れでもできます。この受験システムにより、期間内であれば、24時間いつでも、どこでも受験することができる画期的なシステムです。

試験時間は1・2級で約8分、3級で約6分、4級で4分程度となっており、試験問題は、受験級により異なりますが、滑舌、小説等の朗読、ナレーション、ドラマを電話の前で演じる

従来の試験方式を変えた画期的な受験システムで現在大勢の受験生が応募してきています。今後、システムの改善と広報活動の強化で受験生は飛躍的に増加すると思われます。

2.8「社検」社会科検定試験(実施予定)

[事業方針]

児童生徒から、一般社会人を対象に幅広い知識の向上を目指す社会科の検定試験を実施する事により、広い知識を持った人材、国際化に対応できる人材の育成に努めます。

現代社会においては、世界の国々や人々を正しく理解することと、冷静に歴史や文化を見つめ、私たちが生きていく自然や環境を考え人間を思いやることが必要です。また同時に経済や政治や法律や金融を理解することが必須だと思われます。

[事業内容]

小学校、中学校、高校の社会科の学習に目を向けてみますと、膨大な情報と学習内容に振り回されて、何を覚えたらよいのかも見失いがちです。また、学校での社会科だけでなく、広く経済や政治や法律や金融を理解することも大切です。

私たちはこのような時代の中で、世界の歴史や地理や政治や経済の学習内容を見直してみようと考えています。下記記載のとおり7つの目標を持って社会科の記憶すべき知識の指針を示したいと思います。またJAGATはこの検定試験の実施を通して、児童・生徒のみならず、一般社会人・高齢者にも記憶すべき目標を持たせ、その学習意欲の向上に積極的に取り組んでいきます。

2.9講習会・研修会の実施

[事業方針]

各種検定試験対策及び能力向上のための講習を実施します。各種検定試験の受験対策、受験内容の学習のためと受験生の増大のために廉価にて実施します。現時点では全国的に効率よく実施するため、代々木ゼミナールの衛星通信によるサテライン授業を実施する。また、雇用対策のためのIT能力向上セミナーを開催します。

[事業内容]

「漫検」漫画能力検定試験、「声検」声優能力検定試験、「基礎英検」基礎英語検定試験、ビジネス会話能力検定試験に対する正しい理解を深め、これらの検定試験の普及を図るべく下記の講習会を実施する。

@. 「情報協」情報保護関連4検定対策セミナー

A. 「漫検」漫画能力検定試験対策セミナー

B. 「顔検」似顔絵検定試験対策セミナー

C. 「基礎英検」基礎英語検定試験対策セミナー

D. 「声検」声優能力認定試験対策セミナー

E. 「面験」面験模試対策セミナー

F. 雇用対策のためのITセミナー

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